金重会長 宇部高専2・3年生向け講話 平成27年6月2日(火)
平成27年6月2日(火)に、 金重和義会長が「将来、伸びる人 になるためには、高専で何をすべきか?」と題して、宇部高専2年生と3年生の約400名 に講演を行いました。
お話は、江戸時代には家の職業によって仕事が決まり、明治維新は活動的な者が重用され、戦時中には軍人大将 が憧れの職業であったと、その時代背景によって、人気の職業があり、その職業が突然なくなることもあるから、高専では基礎をきちんと勉強 してどんなことにも対処できる基盤を作るようにと始まりました。人生は社会に出てからが勝負であり、現状から伸びる人になるには、良く考 える習慣を身に付けること。そのためには、年上の人を友達に持つことが大事であり、これから先の自分の能力は自分で創るものだから、とに かく勉強して、好きなことを見つけて、高専生活を充実させ、希望通りの将来を手に入れてほしいと学生達へメッセージを送りました。
交流見学会 平成26年9月9日(火)
見学先:マルハニチロ株式会社 下関工場、やまぐち県酪乳業株式会社
参加者:20名
マルハニチロ株式会社 下関工場、やまぐち県酪乳業株式会社
9月9日(火)、宇部高専T&Bでは、金重T&B会長ほか20名が参加する交流見学会を実施しました。今回のテーマはバイオエネルギー、T&B会員の株式会社コプロス様のご紹介により、下関・長府地区のバイオガスプラントを見学しました。
マルハニチロ株式会社 下関工場では、食品加工(カップデザート)の過程で不要となった糖蜜のシロップをバイオマスの原料としたバイオガス発電装置を見学。これまで処分費用が発生していた糖蜜のシロップを原料にメタン発酵での基質分解により、メタンと二酸化炭素に分解し、廃棄物の減容化と電気エネルギーとしての再利用を行っています。特許工法で施工した地下埋蔵型のメタン発酵槽は地下10メートル、地下にあるため温度管理等でコスト削減を図っており、また、分解したメタンによる発生電力は、バイオガス発電装置の稼動電力として利用するとともに、余剰電力は売電しています。
やまぐち県酪乳業株式会社では、受乳、検査、貯乳、殺菌、充填、箱詰、検査、冷蔵、出荷の工場生産ラインの中で、牛乳、ヨーグルト、オレンジジュースの充填工程を見学しました。その後、乳製品の廃棄物を原料としたバイオガスプラントを見学。地下設置式のメタン発酵槽における分解により、最終的に堆肥と消化液(既設の排水処理)に分離、余剰電力は施設内で利用しています。
今回見学した2つの工場は、徹底的な品質管理の下で食品を生産するとともに、廃棄物を利用したバイオガスプラントにより省エネルギー、エコ対策にも取り組まれており、T&B交流見学会にも丁寧に対応していただきました。
移動の途中、住吉神社を訪れ、大内弘世造営の5つの千鳥破風付き本殿(国宝)と毛利元就寄進による拝殿を参拝しました。
平成26年度総会を開催 平成26年6月12日(木)
今年度で14年目を迎える、平成26年度総会が6月12日に国際ホテル宇部にて開催され,山口県内企業や宇部高専等から総勢90名が出席しました。
本会は金重和義会長の挨拶より始まり,T&Bと高専が連携をさらに強くし,地域との連携をより活発に行いたいとのお言葉がありました。続いて今年度より新たに赴任された,三谷知世校長の挨拶,その後は昨年度行った交流見学会や研究会,宇部高専 SEEDS&NEEDSシンポジウム,宇部高専テクノフェアへの共催,宇部高専への支援事業補助,宇部高専学生のインターンシップ受け入れ等の実施報告があり,今年度の事業計画案,予算案,新役員等の審議が行われ,承認されました。
また総会記念講演会では,東北大学前総長 井上明久氏による「海外(英国、中国、香港など)の大学の性質と日本での人材・研究育成の在り方」と題し,英国,中国,香港の各大学の特徴について井上氏の見解や分析を交えての紹介があり,日本の教育機関が見習うべき点や今後の学生のあるべき姿を時間のある限りご講演頂き,参加者は普段では知ることのできない事例について興味深く聞き入っていました。
総会終了後はT&B会員の交流会が設けられ,終始和やかな雰囲気で,参加企業と宇部高専教職員との活発な情報交換が行われました。
金重会長が宇部高専にて講義 平成26年6月3日(火)
参加者:宇部高専2年生・3年生
宇部高専が実施している導入教育として平成26年6月3日(火)に2年生と3年生の約400名を
対象に金重会長が「今、何をなすべきか? 未来の自分の姿を想像し、考えてみよう!」
と題して講義を行いました。
講義は、福沢諭吉の“天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず(学問のすすめ)”と言
葉があるが、これは「学ぶ者には」という条件があり、無学ではチャンスをつかめない。
だから、社会の動きを見据えて、自分の将来像を描いて、それを実現する準備のために勉強をすることが大事であること。
今は、勉強して・忘れて、覚えて・忘れてを繰り返して、専門的なことを身につけて、使えるようになること。自分から情報発信をして、周囲 に理解してもらうことが大事であることなど、ご自身の経験を交えたお話でした。
交流見学会 平成26年5月29日(木)
見学先:ユーエースパワー株式会社、宇部興産株式会社UBE i-Plaza
参加者:14名
ユーエースパワー株式会社、宇部興産株式会社UBE i-Plaza
金重T&B会長,三谷校長など参加者14名が,ユーエースパワー株式会社のメガソーラー発電施設と宇部興産株式会社のUBE i-Plazaを見学しました.
ユーエースパワー株式会社は宇部興産株式会社と昭和シェル石油株式会社が共同で設立した会社であり,太陽光発電(メガソーラー)の売電事業を行っています.
特に昭和シェル石油株式会社は100%子会社であるソーラーフロンティア株式会社のソーラーパネルにおける生産・販売の実績と,発電事業を手がけており,
また宇部興産株式会社は自家発電事業と発電会社向けの卸発電所のノウハウを活かせることから両社賛同の基,発電所建設に至りました.
メガソーラー発電施設は宇部市藤曲にあり,敷地面積は約30万平方メートル(東京ドーム6個分),発電出力は約21.3MW(太陽電池モジュール出力),
年間発電量は2,501万kWhを見込んでいます.この電力量は一般家庭の約6,900世帯分の年間消費電力量に当たります.
見学会では,特別にメガソーラー施設の敷地内部を案内していただき,太陽電池パネルの説明や,パワーコンディショナー内部の説明など,
普段では見ることのできない設備を見学することができました.その後UBE i-Plazaに移動し,宇部興産株式会社設立当初から現在までの歴史や自社開発製品の説明,
開発技術にまつわる話を聞くことができました.生活必需品や機械部品が宇部興産で生産されており,私達の生活を支えていることに驚きを感じました.
今回は最近話題である再生可能エネルギーの導入事例を身近で体験することができ,大変有意義な交流見学会となりました.