マツダの車づくりのコンセプトは、走る歓びと、環境性能、安全性能をめざして、技術革新に挑戦すること。マツダ防府工場は日本生産拠点として、アメリカ、オーストラリア等に輸出するアテンザ、アクセラをお客様の注文に応じ生産計画し、計画順序どおりに生産しています。同じ生産ラインに右ハンドルと左ハンドル、ディーゼル車とガソリン車とハイブリッド車、様々なボディカラーが混在するなど、多車種混流・モジュール生産システムにより品質と生産性を高めています。また、中塗り塗装と上塗り塗装を一度に行う3ウエットオン工法を採用し、ひとと環境にやさしい塗装ラインを実現していました。
ブリヂストン防府工場は乗用車用タイヤと建設・鉱山車用両用タイヤを生産しています。工場内の現場を見学することから、事前に安全に関する注意事項の説明と確認の個人チェックシートがありました。タイヤができるまでのゴム練り、トレッド押出、成型、加硫などの主な工程を見学しました。サイド部、スチールベルト、トレッドを貼りつける生タイヤの成型は技術者が行っており、その後、生タイヤに熱と圧力を加えて私たちが使用する溝のあるタイヤになります。最後の検査工程では、タイヤの過酷な使用条件を想定し、人の目と機器計測による安全性、耐久性などの最終確認を行っていました。
今回見学した2つの工場はグローバル企業として事業を世界展開しています。高品質、高効率に加えて、ひとと環境にやさしい工場づくり、さらに、地域社会の一員として、地元の防府まつりの参加、スポーツ大会の開催、エコ対策等にも取り組まれており、T&Bの交流見学会にも丁寧に対応していただきました。参加者一同、大変参考になる工場見学会となりました。
帰路、温かい日差しの中、防府天満宮を参拝し、健康と安全を祈願しました。
T&Bでは、来年度も交流見学会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。
本会は今年度で13年目を迎え、6月13日に平成25年度総会が国際ホテル宇部において開催されました。
総会には企業や宇部高専等から総勢約50名が出席し,金重会長の挨拶で始まりました。金重会長からは,T&Bと高専がさらに強く連携し,その存在が地域に認められるよう諸活動を計画・実施していくとの言葉がありました。
その後、昨年度行った交流見学会,宇部高専への活動費補助,宇部高専SEEDS&NEEDSシンポジウム,宇部高専テクノフェアへの共催,研究会,宇部高専本科学生と専攻科学生のインターンシップ受入などの事業について報告があり、 続いて今年度の事業計画・予算案等の審議を行いました。
また,米子工業高等専門学校 教授 青木薫氏による「米子高専の産官学金連携」と題した総会記念講演が行われ,参加者は興味深く聞き入っていました。
総会終了後には会員交流の場が設けられ,終始和やかな雰囲気の中で参加企業と高専教職員との活発な情報交換が行われました。